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1 敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

この言葉は孫子の兵法の名言で、一度は聞いたことがあるかと思います。受験は、受験日の日時や科目、倍率、合格点（ボーダーライン）、過去問など『敵』は大量に情報を与えてくれています。そして、自分自身の得意科目と不得意科目、どの分野で点が取れて、何ができないのか。ケアレスミスが多いのか、スピードがないのか…。問題文が理解できていないのか、暗記事項は正しく暗記しているか、など『己』を正しく客観的に知ります。受験とは、『敵』と『己』を分析し、受験勉強の期間で何をしなければいけないのかを明確にし、『敵』を攻略する武器や術を身に付けていきます。そして、本番が近づいたら、戦略を立てて何度も予行練習をし本番に臨みます。

2 最大の敵は自分なり！

受験において最大のライバルになるのは、同じ学校を受ける友人ではありません。受験勉強における最大の敵は、自分自身の「誘惑への抵抗力」や「睡魔」です。SNSを見てるとあっという間に時間が経ってしまうのに勉強では全然集中できない…、単語を暗記したり文章問題を解いていると寝落ちしてしまう…、などがいつの時代でも受験生の最大の悩みです。これらの誘惑に打ち勝てればどれだけ学力が向上するか、誰もが感じた事があるはずです。私は日頃より「ロボットみたいに無感情で淡々と目の前の事をこなして行け！」と言っています！

3 結果は後からついて来る！

受験生は皆、志望校への合格に向かって毎日勉強をしています。そして、1年後の今頃は…と考えてしまいます。「これだけ頑張ったのだから、受かりたい…、でももしダメだったら…」などとどうしても考えてしまいます。考えないのが一番いいのですが、それはできません。そして、これがモチベーションに大きく影響してしまいます。私は受験生に、「スケジュールを守り目の前の事を全力で取り組んでいれば結果は後からついて来ると信じて勉強をしなさい」と言っています。